●モーニントン半島で“いい湯だな!
私たちが海外に居てものすごく日本が恋しくなる瞬間、それはポッと頭に“温泉マーク”が浮かんできたとき。観光で歩き疲れた後、仕事で疲れた後、季節や場所にかかわらず、「ああ、温泉でほっこりしたい・・・。」そんな私の要望に細やかに答えてくれる所もやっぱりメルボルン近郊にありました。
メルボルンから南へ1時間半程の距離に位置するモーニントンペニンシュラ(半島)。
そのちょうど先端近く(といっても内陸に位置する所)のライという所にあります。その名も“モーニントンペニンシュラ・ホットスプリングス”。そしてもちろん温泉マークが目印です。
モーニントンペニンシュラといえば、イタリア系オーストラリアンの多く住む地域で、町並みも気候も本当にイタリアに似て緑が青々とし、様々な面で長年注目の観光地として栄えているのですが、そこに温泉が沸いていることが発見されたのはつい最近だとか。そしてなんと、日本の温泉をよく知るオーストラリア人の温泉愛好家がとうとう私たちの夢をかなえてくれたのです。(本当に日本の温泉の研究に研究を重ねた末に開発・デザインされたとの事。)

丘の上に温泉マークが...
私達ははやる気持ちを抑えつつ、いつものごとく車を走らせ、途中色々と寄り道もしつつ(別に迷ってクルクルというのではなく・・・)ひたすら温泉を目指しました。(まだこの温泉行きのツアーはメルボルンから出てないようなのでぜひ車での旅がお勧めですね。)そして、美しい半島の海岸線を通り抜け、ワイン用のブドウ畑を通り抜け、小さな町もいくつか越えて、ようやくちょっとした丘の上に温泉マークがみえました。「えっ?こんなところに・・・?」というのが最初の印象でした。入り口のゲートを越えてからもどんどんと茶色く広がる丘を上がっていって、そして突然に日本様式の建物に到着しました。
ドキドキしつつ近づいていくと、入り口横には「この温泉水飲めます。」とばかりに源泉つぼがあり、お湯が沸きあがっていました。お湯はミネラル泉でくせもなくお腹によさそうな感じでした。さらにさっそくあったかいお湯に手もつけて、すでにホッと一息。受付で使用料(大人平日18ドル程、週末22ドル程)を支払い、ロッカーの鍵を受け取り、いよいよ・・・もちろん海外ですから水着着用ですね。お忘れなく。

露天風呂が!!
日本人にはなじみ深い光景です.
なんだかこれからプールへ泳ぎにでも行くのかしらというような不思議な気分で扉を開けると、そこになじみの光景が! 屋内のお湯がまず一つ扉のそばに、外に出ると露天風呂が点々といくつも広がっていました。数えてみると一般に公開されているだけで5種類、そして予約するとプライベート風呂も利用できるらしく、全部で10種類ものお風呂が楽しめます。泡立ちの風呂、肩うたせの風呂、あつ湯、ぬる湯、水風呂・・・。それぞれの温度調整まで細やかに気配りされていたのには驚きでした。ちなみに、私達のお気に入りはあつ湯でしたが、ほかの人たちには少し熱すぎたらしく、ちょこっとカラスの行水をしてはぬる湯に移動していました。というわけで、あつ湯はほとんど私達のプライベート風呂状態となり、じっくりほっこり気分を味わうことが出来ました。そうそう、水風呂のそばには小さなサウナもあったっけ。それから、お腹周りを気にする人がやっぱり多いのか、足を乗せて使う“ゆらゆら健康器”(金魚運動をするためのマシンですね)もありました。マッサージセラピストも常勤しているとかで利用する人もたくさんいました。

つやつやの肌にすっかり満足!
私が何よりうれしかったのは、こちらでよくあるスパ・ジャグジー・プールとは全く違った趣のあるリラクゼーションを感じたことです。青い空、茶色の丘、緑の木々・・・と日本の温泉から見る風景とは近いようで、いやいやぜんぜんちがう風景もおもしろいものです。もちろん周りから聞こえてくる言葉の違いや水着でお湯につかる感覚も不思議感を与えてくれました。
そうして私達はのんびりと、ほとんど半日をモーニントンペニンシュラで過ごし、日の落ちる前に私達はつやつやの肌とともに満足気分で帰路に着きました。また近いうちに訪れることを期待しつつ・・・。モーニントンペニンシュラにはまだまだ違った楽しみもつまっているに違いなく、それはまたの機会に!
筆者:尾本麻衣

現在パートナーと共にメルボルンに住んでいます。
“バットマンズヒル・オン・コリンズ”ホテルフロントデスク勤務、日本も含めて世界各国からのお客様にもっともっと出会えることを毎日楽しみにしています。
私が渡豪を決めたのは、カナダでのワーホリ後、日本に帰国したものの、毎日感じていたドキドキの感覚を忘れられず、更なるアドベンチャー生活を求めてのこと。そうそう、海外でのスキーインストラクターという夢を果たすためでもあったっけ・・・。Mt. Bawbawってあんまり知られてないけど、とっても魅力的な山なんだよ~(メルボルンのすぐ近くです)。
というわけで、みなさま今後ともどうぞよろしく。


