Sports&Activity

シー・バスで海の香りを楽しもう

Sea Bath

南半球のここオーストラリアはただいま冬真っ最中、寒さがとても身にしみます。日本の暑さと足して2で割れるとよいのですが・・・。そんな冬にとっておきの場所、もちろん夏にも大人気の場所を今回ご紹介します。

私が初めてここを訪れたのは雪山で仕事をしていた年、2週間の休暇を利用してメルボルンへ下りて来た時でした。寒さに疲れた体を癒せる場所を求めつつ、でもやっぱり人気スポットの観光も欠かせないぞと張り切ってサン・キルダ地区を訪れました。そして、メルボルンから南へ15分程でビーチ沿いを走るトラムから見えたのが、真っ白な建物と巨大なシー・バス(Sea・Bath)の文字でした。「海のお風呂?」とちょっとワクワクしつつさっそく立ち寄ってみました。
入り口から漂ってくる海の香りとチラッと垣間見た巨大なスパにクラッときた私は、その日の観光はそこそこに、さっそく水着とタオルを取りに戻り、その日のうちに再度シー・バスへ向かいました。もちろん心の芯まで癒されたことは言うまでもありませんね。以来メルボルンへ移り住むことを決めたのもシー・バスのためだったりして・・・。その位魅力的なところなのです。

浴場

シー・バスはその名のとおり、ビーチからの海水をそのまま利用した公共浴場です。大人12ドルで、このしょっぱいお味と海の香りたっぷりのプール・スパ・スチームサウナが楽しめます。海水なので、泳ぎの苦手な方にもお勧めで、いつもより上手く浮くことができます。しかもミネラル成分たっぷりなので、お肌のすべすべ効果もあります。うれしいことに、平日は夜10時まで営業しているので、お買い物とディナーの後でもゆっくりと楽しめます。ここサン・キルダ地区はショッピング、食べ歩き、週末マーケットの散策などちょっとトレンディー(!?)な観光スポットとして知られていますし、昼間はビーチやカフェでのんびりし、夜はこのシー・バスでゆっくりという楽しみが地元の人々にも人気です。
これは特別情報ですが、毎週月曜日は地元のラグビーチームのメンバー達が週末の試合後のリハビリとトレーニングをかねて、シー・バスへやってきます。私たちも一度その現場に居合わせたのですが、それはなんとも驚きの光景でした。何十人もの選手が一度にドドッとスパへやってきて、合図とともに近くのビーチへ走って飛び出していき、海へ飛び込んでからまたスパへと戻ってくる。そしてこれを何度か繰り返し、合図とともにトレーニング終了で、ささっと帰っていきました。シー・バスはプロフェッショナルにも癒しの場として認められているようです。

ビーチ際でトレーニング?

そういえば、オーストラリアの東海岸縦断の旅でいくつかこのシーバスと同じくビーチ沿いに海水を利用したプールを見かけましたが、これってもしかしてオーストラリアの文化なのでしょうか。屋内で温水管理されているのはシー・バスしか私はまだ知りませんが、ほかの都市のビーチ際プールでは寒い中、ドライスーツを着て泳いでいる人も見かけました。海からの冷たい波しぶきを受けながら、これも何かのトレーニングだったのでしょうか・・・。というわけで、やっぱりシーバスが一番ですね。月曜日はラグビーファンの方に、のんびり派の方には月曜日以外の訪問をお勧めします。ぜひシーバスを体験してみてください。癒し効果100%です。


筆者:尾本麻衣

写真

現在パートナーと共にメルボルンに住んでいます。
“バットマンズヒル・オン・コリンズ”ホテルフロントデスク勤務、日本も含めて世界各国からのお客様にもっともっと出会えることを毎日楽しみにしています。
私が渡豪を決めたのは、カナダでのワーホリ後、日本に帰国したものの、毎日感じていたドキドキの感覚を忘れられず、更なるアドベンチャー生活を求めてのこと。そうそう、海外でのスキーインストラクターという夢を果たすためでもあったっけ・・・。Mt. Bawbawってあんまり知られてないけど、とっても魅力的な山なんだよ~(メルボルンのすぐ近くです)。
というわけで、みなさま今後ともどうぞよろしく。