●弾丸!日帰りスノボツアー(後編)
さて、スキー場での私のスノボの腕などを書いても仕方無いので、ここからは日本と違うと感じた所を重点的に書いてみたいと思います。まず、リフト券!日本だと電磁カードを読みとってゲートが自動で開く、というのが多いと思いますがこちらではシール状のチケットとループ状のハリガネが渡されます。ハリガネをジッパーの先などに通して両先をシールで挟んで固定。(知らないとどうしていいか分からない組み合わせでは?!)リフト乗り場ではたまにスタッフがチケットをチェックする程度でゲートなどはナシです。そしてこのリフトが曲者!!日本のようにゴンドラがなくても、八人乗りリフトがあってもそれはヨシとしましょう。

恐怖のTバー(スキーだと比較的
安定して乗れますが、スノボは板が
縦になるので身体はヨコ向きになり
ます!)
私が一番恐怖だったのが、Tバー。これは上からぶら下がった伸縮自在のロープとその先についているバー(棒?!)でできており、文字通りTの形になっています。乗る瞬間に、スタッフがロープをグイっと引っ張ってバーにまたがれるようにしてくれます。バーを足の間に挟み、ロープに引っ張られながら斜面を滑って登るというシステムですが、これが難しいやら恥ずかしいやら…。私は何回もチャレンジしましたが上までたどりつけたのはたった一回。あとはバーにまたがる時点でコケたり、ロープをつかむ事に成功してもずっとバランスを保つのが難しくて転倒したり、挟んだバーが内ももに当たるのが痛くて我慢できず脱落したり…。海外ならではということで一回はやってみるのもいいかもしれませんが、初心者にはかなりの強敵と思っておいてください!

とても天気の良い図。(私です)
その日はお天気もよく、カフェの外で一服できるくらい。Tシャツで滑っているオージーもいました。とにかくコースが広いのでランチもとらず、どんどん滑っていたら帰る時間が近づいていることに気づきました。余裕をみていたはずでしたが、私がTバーでコケまくったり、体力も限界を超えていたので止まりながらしか滑れず、思わぬところで時間がかかっていたのです。帰るにはリフトに一回乗って上まで行き、さらにコースをいくつも滑らないといけません!しかもリフトがメチャクチャ並んでいる…!朝、ガイドさんが「遅れたら置いて帰ります」と言った脅しとも取れるようなセリフが頭を巡ります。刻々と迫る集合時間に焦りはピークに達し、一日滑って体力・気力ともにボロボロだった私も、最後のリフトを降りた瞬間、全力でとにかく滑りました。上級ボーダーの夫はいいですが、私には一日何度転んだかわからないコース。それを最後の一本だけは奇跡のように一度もコケず下りきりました!そして下に着いてからもシャトルバス乗り場まで板を抱えてダッシュし、その時ちょうど来ていたシャトルバスに飛び乗り、そこでやっとガイドさんに「今向ってます!待っててください!」コールを。すると拍子抜けするくらいあっさり「いいですよ」との返事で、やっと安心した訳ですが、帰りのバスに着いてみるともちろんそり遊びのタイ人は全員集合。我々が最後だったので、きまりの悪い思いをしたのは言うまでもありません。慣れないコース取りのある広いスキー場では、どれくらいで帰れるのか十分すぎるくらい余裕を持って滑りましょう!せっかくもらったランチバウチャー$5を使う暇もなく、スキー場のステッカーをお土産に買う暇もなく、最後の奇跡的滑りが印象のメインとなったドキドキの海外スノボデビューでした!
筆者:江川園美
シドニー在住。
イギリス留学、ニュージーランドでのワーキングホリデーの経験はあるが、「海外はもういいかな」と思っていた矢先に結婚。夫の希望で三度目の海外滞在となる。
実は興味の薄かったオーストラリアだが、せっかく一年いられるので目下見所を探しながら夫婦でワーホリ中。滞在中にフルーツピッキングやラウンドを通してオーストラリア大陸の大自然に触れて感動体験をするのが目標!



