Life & Culture

アーネムランド(後編)

神聖な岩
神聖な岩.
絶対に触れてはいけません.

今度は大きな岩山の近くで停車しました。ガイドに言われるがまま岩を登っていると、ガイドさんから「ここの岩壁だけはゼッタイに触らないように!」との注意。その岩壁はアボリジニーの間で神が宿る岩と信じられていて、今でも大切な儀式に使われているのだとか。「前に来た旅行者がこの壁を触って、帰るときに怪我したからね。」と、脅されつつとにかく慎重に足を進めました。

次に停車したところはbillabong。ここではお待ちかねの昼食タイム!ガイドさんが準備している間に、少しだけ周辺を散策しました。Billabongとは沼地のことで、乾季には色々な鳥が集まります。その鳥を狙ってワニも集まります。美しいbillabongですが、生き物にとってはとても大切な場所なんだと痛感しました。

Billabong
緑が映えるBillabong.
生き物にとってかけがえのない場所.

昼食はサンドイッチでした。オージーのキャンプでは定番のBilly Teaも配られました。Billy Teaは、バケツぐらいの大きさの空き缶で沸かしたお湯にお茶の葉を入れて作られます。飯盒の紅茶バージョンのような感じでしょうか。香りがあって、美味しかったです。その後は、アボリジニーの槍の使い方の説明がありました。使い方には主に2種類あって、1つは狩りに、もう一つは懲罰に使われたそうです。昔はアボリジニーのコミュニティーにもルールが存在し、そのルールを破ったものは罰せられました。ガイドさん曰く、「この懲罰には2回の痛みがある。1つ目は槍による肉体的な痛み、2つ目は村で恥をさらされる痛みである。」アボリジニーにも「チョット奥さん聞いた?あの人、こんなことして捕まったらしいわよ。」なんて噂好きな人でもいたのでしょうね。

Rock Art
Rock Art.
船と手が描かれています.
(写真をクリックすると大きくなります)

それから車は林の奥へ。停車してからも徒歩でさらに奥へ。するとそこには川がありました。ほとりで腰を下ろして、ガイドさんが配る果物などのデザートをほおばりながら一服。川のせせらぎと鳥のさえずりを聞きながらゆったりとした時間を過ごしました。
Arhnem Landは前述の通り、アボリジニーのための保護地区です。そのため立ち入るためには特別な許可が必要です。私が参加したようなツアーにはその許可も含まれているので、現地発のツアーに参加することをオススメします。また、訪問の際はここはアボリジニーの土地であるという敬意を忘れずに、ガイドさんの指示には必ず従うようにしてください。

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筆者:塚正智子