タスマニアの観光地
●ポートアーサー史跡
タスマニアの南東部にあるタスマン半島には、高さ300mのきり立った玄武岩の断崖、美しい眺めの入り江やビーチなどの見事な自然や、ポートアーサーの流刑者収容所跡があります。世界最南端の歴史的なこの刑務所は、罪を犯した流刑囚たちを監禁するために、アーサー総督によって1830年に作られました。タスマニア本島とタスマン半島をつなぐ幅が100mにも満たないイーグルホーク・ネックと呼ばれる細長い陸路と、サメが出没すると噂されたその両側の海によって囚人たちが脱獄するのを防ぎ、「究極の刑務所」と言われました。その流刑地の中心、ポートアーサーの街では、囚人の労働により造られた素晴らしい建物や造船、炭鉱、レンガ、釘などの産業が発達しました。
1877年に閉鎖されるまでの流刑者収容所と輸送されてきた囚人たちの歴史を紹介しているのが、タスマニアで最も有名な観光地であるポートアーサー史跡です。教会や病院、独房、監視塔などの建造物が、緑豊かな芝生に点在していて、公園のような敷地内は、流刑地だったと想像できないほどです。ガイド付きツアーがお勧めで、ランタンを手に、幽霊が出ると言われている施設内を夜に巡るゴースト・ツアーや、囚人の埋葬地「死の島」をまわるクルーズ付きのツアーなどが人気です。


ザ・ナット