●コカトゥ (Cockatoo)
隣家の裏庭には、30羽前後の鳥たちが、毎日朝夕、集合します。はじめは5〜6羽だったのが、ここなら毎日、朝食と夕食にありつけると伝達でもされたのか、次第に増え、多いときは50羽を超える南国らしいカラフルな鳥が一斉に集まってきます。
中でも最も目立ち、数も多いのが、白く大きな鳥、コカトゥ(Cockatoo)。和名はキバタンといい、日本のペットショップでも販売されている、姿の良いオウムです。体長は40〜50cmほど。多くが野生としてオーストラリア全土に生息しており、割とどこででも見かけることができます。ギャー!ギャー!と叫ぶような鳴き声を響き渡らせながら空を飛び、なかなかの存在感。根気よく教えこむと言葉を話すことができるようになるほど、頭の良い鳥です。
ほとんどがお隣の庭に集まりますが、あまりにたくさん集まると、羽を休める場所が足りず、我が家の庭へと、はみだして来ます。これまでは少し近づいて写真を撮ったり、言葉を覚えるのではないかと声を掛ける程度でしたが、先日はとうとう、思い切ってかなり接近し、餌を与えることに成功しました。

食パンを食べるコカトゥ
野生ですから、人慣れしているといってもどんな反応があるかわからなかったので、念のため体に触れる事はしませんでしたが、少し手を伸ばせば簡単に届く距離まで近寄らせてくれ(その距離は50cmほど!)、私の手にあるパンくずを興味深そうに見ています。
そこで小さくちぎった食パンをコカトゥがとまっている柵の上にそっと載せてみると、クチバシでつつきながら、あっという間に食べてしまいました。今度は大きめにちぎって載せると、クチバシで持ち上げた後、左の写真のように、爪を使って小さな子供がパンを食べるように、無邪気な様子でむしゃむしゃと食べてくれたのです。この様子が本当に可愛らしかった!

いたずら好きのコカトゥ
オーストラリアでもペットショップで販売され、家族の一員として一般家庭で飼われていますが、あの愛らしい様子を見れば、ペットとしてそばに置きたいという人がいても不思議はありません。
ただ餌付けをすれば、右の写真のように洗濯バサミを一つずつクチバシでつまんで塀の外へ放り投げてしまったり、パーゴラの飾りを外してしまったりと、頭が良いだけに色々ないたずらをする事がありますし、室内で飼えば、その大きな声にかなり驚かされそう。
餌付けをしてみよう、飼ってみよう、という方は、まずご近所にお伺いをたてておくことをおすすめします。
筆者:柴田りえ
ゴールドコースト在住。
2000年、WA州パースへ。現在の夫と出会い2001年、挙式。ゴールドコーストに移住。
2003年、一女に恵まれ、Webデザイナーを経て、現在はフリーランスとして自宅オフィスで働く毎日。

