●コーヒー好きの祭典(後編)
今まで見なかった長い行列が一つだけあり、どう見てもそこがチャンピオンの君臨している場所に違いありません!しかしさっそく列に加わるもなかなか前に進まない…。「なぜ~?」と思い前をよく見ると「SLOW COFFEE」との張り紙が。他のお店だとドンドン流れ作業的にコーヒーを作っていましたが、ここではチャンピオンが一杯ずつていねいに淹れているので、どんなに手早くしても列が進まないのです。でも、こんなチャンスめったにある訳じゃない!(もしかしたら人生最後かも?!)との思いで辛抱強く列を待つことに。ちょうど真後ろにあるステージではジャズの生演奏・生歌が披露されており、それを聞きながらうららかな日曜の朝を過ごせたので、待つ苦労もこれでねぎらえるというものだ…と思っていたら!!!チャンピオンも人の子、我々からわずかあとニ組と言うところで休憩に!!そ、そんな~!たしかに休みナシのぶっ続けでひたすらコーヒーを淹れていたんだろうけど、もう目の前、手が届く!くらいの距離でドロンとは何とも残念です。

2001年のオーストラリア・バリスタ
チャンピオン!
替わって2001年オーストラリアのバリスタチャンピオン登場。ちょっと格下(失礼!)なのは仕方ないですが「きっと世界一位も二位も僅差なんだから、この際オーストラリア元一位でもきっとオイシイはずだよね?!」とか「まぁ自分たちの番で交替じゃなくて良かったとするか…」などとお互い慰めつつ彼女の淹れてくれたカプチーノをあつい期待と共に飲んでみることに…。ふむふむ。うんうん!!やっぱり違う!シルクのように細やかな泡。なめらかな舌触り。これは待っててよかった…。そうしみじみしながら少しずつ味わって飲んでいると、自分が今まで作ってきたのはなんだったんだろうか~?!そんな思いに駆られてきました。(生意気にも今仕事で作っています…汗)これまで私が作ってきたコーヒーを飲んだお客さんに申し訳ないと思いつつも「やはり一流を知ってこそ自分の向上につながると言うものだ」とこれからの仕事により真摯に取り組む気持ちになりました。ホンモノを知る、というのはどの道においても大事なことなんですね。いい勉強になりました!

メインの舞台で踊るダンサーと
ラテンmusic。
ざっと一周を終えたところに大きなステージがあり、フラメンコショーの真っ最中でした。ラテンの血が流れていると思い込んでいる夫は、ひたすらダンサーに感動。時間の関係で全部を見ることはできませんでしたが、他にも幾つか催し物もあったようで一日いたとしても十分楽しめるイベントだと思います。そして最期の最後にアイスクリームの無料サンプルをもらえたのもなかなかシメとしては悪くないなぁと思いました。(しかし相当並ぶ覚悟は必要)気がつけば結局二人で6杯も飲んでいました。半日の予定だったので後ろ髪引かれる思いでロックスを後にしましたが、満足度は120%!たまたまこの時期シドニーにいてよかった~と思った日曜でした。事前に新聞や日系フリーペーパーなどでも日程などの広告が出るので、冬を狙って来てみてはどうでしょうか?!年に一度なのでもしタイミングよく開催時期に来られなくても、シドニーならきっとカフェ巡りだけでも楽しめることと思います!コーヒー好きにはたまらない場所だと、住んでみて実感しています。
筆者:江川園美
シドニー在住。
イギリス留学、ニュージーランドでのワーキングホリデーの経験はあるが、「海外はもういいかな」と思っていた矢先に結婚。夫の希望で三度目の海外滞在となる。
実は興味の薄かったオーストラリアだが、せっかく一年いられるので目下見所を探しながら夫婦でワーホリ中。
滞在中にフルーツピッキングやラウンドを通してオーストラリア大陸の大自然に触れて感動体験をするのが目標!


