●メルボルンの台所・クイーンビクトリアマーケット(後編)

ハムやソーセージがずらりと並ぶ
マーケットの中でも特に私たちのお気に入りがデリコーナー。
日本ではなかなかお目にかからないスタイルのお店ばかりで、見るものすべてに魅かれます。デリコーナーの基本はハム、ソーセージ、ベーコンなど肉加工食品に加え、チーズ、ディップ、さらにはパン、チョコレート、コーヒー、スイーツなどと種類も色々。しかも似たようなお店がいくつも隣同士に並んでいるので、いざ買い物をするとなるととても難しいのですが、私たちにもひいきにするお店が最近できてきました。今回は色々と私たちの独断と偏見も交えて、お勧めの品を紹介します。

マーケット内のパン屋さん
たとえば私たちのランチタイムに多々登場するのが、サンドイッチ。それもマーケットで材料をそろえて、手作りにすると最高の一品が味わえます。地元の人に混じって近くの公園でササっと手作りサンドイッチにフルーツジュースで特別なランチタイムなんていかがでしょうか。
まずはパン、デリコーナーの真ん中にあるパン屋さんのサワー・ドウ・チェバータの独特の甘酸っぱい味がハムやローストビーフとよく合います。もちろんバゲットも大きいサイズから小さいサイズまでそろっているので、歯ごたえと旨味を求めるならこれが一番。普通の食パンがお好みならチョコレート屋さん向かいのパン屋さんの角食パンが美味。耳が薄いけれどさっくりしていて、朝のトーストにも最適です。

サンドイッチにピッタリ!
絶品ローストビーフ
中味の具として一番はやっぱりローストビーフ。「ビルズ・ファーム」というお店のローストビーフはいつ見てもすばらしい出来です。鮮やかなピンク色の中心部分、さすがプロ。5ドル分とかで大体スライス7,8枚とサンドイッチ3つくらいできそうです。でも一人分だけでもにこやかに分けてくれるのでご安心を。ここのお店ではプロシュート、パンチェッタなどの生ハム仲間も質がとてもよいので、毎回来る度に購入しています。噂によるとメルボルンの有名レストランでもここから仕入れをしているところが多いとか。先日チーズの味見もさせてもらいました。その名も「ホーリ-・ゴーツ!」(「ホーリー・カウ(牛)!」というよく使われる驚きの表現をかじったネーミング)。ゴーツ(ヤギ)のミルクで作られたチーズで、癖もあまりなくしっとりとして美味でした。また、パスタがディナー予定の時にはフレッシュ・パルメザンチーズをここでおろしてもらいます。
でも、サンドイッチに入れるためのモツアレラ・チーズは別のお店、肉&魚コーナーへの通行口向かいに位置する薬局の隣のお店で、手ごろな塊を買うことができます。なぜだかいつも表には出ていなくて、あるかって聞かないと出してもらえないのだけど、これがあっさり口当たりもよく、普通にスナックとしても食べられそうなくらい美味です。これもスライスしてサンドイッチに入れましょう。
後はミックスサラダ、もしくはロケットを少し購入してはさめば完璧です。味がないって?それならぜひディップのうちの一つ、ハモスを間に塗ってみてはどうでしょうか。他にもサンドライトマトとか、なすグリルなども人気のようです。このようにランチタイムも楽しみいっぱいです。機会があればぜひ試してみてください。

クラッカーに明太子のディップをつけて..
さらにデリコーナーで見つけたものの中で、おおーって言わずにいられなかったのは明太子。もちろん日本の辛子明太子のようなものではありませんが、中身だけが取り出されて売られていました。私のお気に入りはそのまんま明太子ではなく、ディップになったもの。タラモキャビアーと呼ばれていて、ピンク色のディップです。クラッカーなんかも同じお店で手に入るので、ピクニックのお供にも最適です。ディップでお買い得なのは時々見かける3色ディップ。クリームチーズ、サンドライトマトディップ、バジルとパインナッツのディップが一緒に入ったもので、パスタの味付けなんかにも使えて便利です。他にも、コーヒーはオリジナルブレンドがおいしい角のお店、ホットドックはその隣、ギリシャ料理のブレックという平たい調理パンもその並び…ととどまるところがありません。
というわけで、ぜひぜひ自身の目と舌で確かめてください。もっと様々な特選素材に出会えるはずです。
筆者:尾本麻衣

現在パートナーと共にメルボルンに住んでいます。
“バットマンズヒル・オン・コリンズ”ホテルフロントデスク勤務、日本も含めて世界各国からのお客様にもっともっと出会えることを毎日楽しみにしています。
私が渡豪を決めたのは、カナダでのワーホリ後、日本に帰国したものの、毎日感じていたドキドキの感覚を忘れられず、更なるアドベンチャー生活を求めてのこと。そうそう、海外でのスキーインストラクターという夢を果たすためでもあったっけ・・・。Mt. Bawbawってあんまり知られてないけど、とっても魅力的な山なんだよ~(メルボルンのすぐ近くです)。
というわけで、みなさま今後ともどうぞよろしく。

